1987年に公開された映画「Hellraiser」は、クリーブ・バーカー監督による「地獄の序曲」の名とともにホラー史に刻まれている。その世界観が、39年を経て初めて AAA 級の現代ホラーゲームとして蘇った。Clive Barker’s Hellraiser: Revival が Saber Interactive から Steam 向けに登場し、話題を呼んでいる。
背景『なぜ今、Cenobite の世界観がゲームで復活するのか』
Hellraiser は、痛みと快楽の境界を問う映像でホラー表現そのものを更新した。それ以来、Cenobite やピンヘッドのアイコンは映画やコミックで断続的に使われ続けてきたものの、ゲームとして本格的な一本の作品に仕上げる試みは限定的だった。その理由のひとつは、パズルボックス「Genesis Configuration」を“武器として”“物語の軸として”同時に成立させる難しさにある。
Saber Interactive が手がけた本作は、一人称視点のアクション survival horror として Cenobite の領域に踏み込む。プレイヤーは主人公 Aidan となり、恋人の Sunnys を Labyrinth から連れ戻すために、パズルボックスの力で Cenobite と相対する。Steam 上の 公式ストア によれば、Hellraiser の canon に連なる新章として設計され、武器とボックスの能力を組み合わせた独自の戦闘が軸になる。
原作の世界観を大切にしながらも、一人称 FPS 寄りの戦闘テンポと、武器クラフトとサバイバルの現代ホラー文法を同居させた設計は、近年の DOOM 系レトロ FPS や、Dead Space のような宇宙ホラーを経由してきたゲーマーにとって特に馴染みやすいものとなっている。
日本でどう手に入るか
日本から購入する場合の入口は Steam 一択となる。公式ストア では通常版が $39.99、デジタル Deluxe 版が $49.99 で提供され、いずれも日本語字幕を含む8言語に対応している。劇場映画版の世界観を持つユーザーであっても、ゲームとしては独立した物語としてプレイできる構成になっている。
購入前のチェックポイントをまとめると次の通り:
- 対応プラットフォームは Windows PC のみ (64bit、SSD 推奨)
- 日本語は字幕サポート (インターフェースと字幕)、フル日本語吹き替えは無し
- ゲーム内容には強い暴力、 Gore、自傷的拷問、薬物・アルコール描写、自殺や家庭内暴力のテーマを含む旨が公式に記載されているため、海外の M レーティング相当の描写耐性があるかどうかを確認してからプレイする
特に海外ホラー作品に馴染みのない方は、価格の大小ではなく、テーマとの距離感で選ぶのが失敗を防ぐポイントになる。
関連記事:Castlevania新作『Belmont’s Curse』、2.5D蘇る
まとめ
Hellraiser の名を冠する games が、Saber Interactive の手によって久しぶりに一本の作品として立ち上がった。痛みと快楽を語る原作の核を、現代ホラーゲームのテンポの中でどこまで再解釈できているかは、39年の待ち時間に見合う答えになっている。ぜひ実際に Labyrinth に足を踏み入れて確かめてみてほしい。


コメント