ニューヨークのTuesday Labsが、家庭用ロボット「Voxel Series-1」の予約受付を始めた。テレビのリモコンや財布など置き忘れたものの「最後に見た場所」を答えるのが主役で、部屋の片付けや植物への水やりまで含めて4つの家事を担う。The Vergeによると予約は200ドルで、2028年の出荷時点の価格は約2万ドルと報道されている。
Introducing Voxel, a droid butler made by Tuesday Labs. https://t.co/Mq2wTtE8cz
— Ros Shinkle (@make_robot_go) October 20, 2026
掃除ではなく「物をつかんで運ぶ」役割に軸足がある
家事を広げた事例なら、洗濯物を畳む作業を8000ドルで引き受けるWeave RoboticsのIsaac 1がある。Voxelがその先を狙ったのは、掃除ではなく、置き場所を記録して答えたり物を届けたりすることにある。Find、Fetch、Home Reset、Tendの4機能のうち、Fetchはキーや本を取りに行って届ける動作まで含む。AirTagのようにタグで居場所を探る道具に対し、Voxelは自分で歩いて確かめ、腕でつかんで返す。The Gadget Flowの評価者は、24ドルのAirTagに対して約830倍の価格になると指摘している。
機構は両腕に7自由度、その先に1自由度のグリッパー、膝が人間と逆向きに曲がるZ型の脚、胴体の低い位置に並ぶドット絵の目、ステレオRGBカメラと広角カメラからなる。多指の手ではなく爪のようなグリッパーを選んだのは、キーやリモコンを掴むことを優先した結果だ。
一方で、The Gadget Flowの評価者は「ロボットが自宅を映した映像はどこに送られるのか」と問いかけた。広角カメラは部屋全体を見張る前提で、Tuesday Labsの公式サイトでは映像やデータの扱いを確認できなかった。話題が先行し、実物が届くのは2028年だ。
Our expectation is that the best technology should require very little attention.
最良のテクノロジーとは、ほとんど注意を払う必要がないものであるべきだ。
日本でどう手に入るか
予約はTuesday Labsの公式サイトのみで、国内での販売ルートや輸入の予定も表明されていない。日本での入手は現状難しい。先行例のIsaac 1も8000ドルでアメリカ向けに販売されており、日本に輸入ルートはない。
「探す」だけが目的ならAirTagの類で足りる。自分で歩いて確かめてつかんで届けるHousehold Robotはまだ一般化していない。ロボット掃除機も家には多いが、置き場所を覚えて答えたり腕で物を渡したりする役割は持たない。
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まとめ
2万ドルのロボットに「置き忘れたものを探す」役割を期待するなら、残る判断は2028年をどう付き合うかだけだ。話題取りはすでに始まっている。


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